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2024年03月29日

【店舗、事務所、駐車場などは基本元通りに現状回復を】後々のトラブルは貸す側に。

こんにちは二葉不動産原です。

【店舗、事務所、駐車場などは基本元通りに】

貸したものは元通りに戻してもらうのが原理原則です。

店舗、事務所、駐車場(一括で企業に貸すなど想定)を貸た場合、借主様にて手を加えて行くことが想定されます。

退去を希望される際に、違う方へ造作譲渡したい、またはこのままの状態で返却するので貸主様に預けている保証金を返却して欲しいなどの申し出がありますが、基本は現状回復してもらった上返却されることを望みます。

それはなぜかと言いますと、借主様が手を加えた物に不良がある場合、または手を加えていない箇所に不良があることが想定されます。

次の方にそのまま貸した場合、不良箇所を貸主サイドに請求される可能性があるからです。

【店舗でのトラブル】

以前あったのは店舗を現状回復してもらったら、石膏ボードの外側の壁面が全体的にカビだらけになっていたことがありました。

これは一階の店舗で通気性が悪く壁面を石膏ボードで覆ってしまっていたからです。

もし造作譲渡で引き渡しした場合、この壁面のカビによる身体的な被害が出た場合、治療費や店の休業など、貸主様の負担になることが想定されます。

特約で、【前借主と現借主による造作譲渡は貸主及び媒介業者は一切責任と負担をしないものとする】としたとしても、造作により見えないカビなどについてまで回避できるかはかなり微妙です。

【駐車場でのトラブル】

企業に一括で貸している駐車場において、大型のトラックを駐車しているため、敷地内に電気ブレーカーを設置し、柵を作り、さらには発電機まで設置した企業がおりました。退去時に電気などの設備を撤去するのに費用が掛かる、次の方に使って欲しいのでそのままにして欲しいと申し出がありました。

私はその設備が今後も使えるか微妙ということと、壊れたら多額の費用を貸主様が負担しなければならないため、全て現状回復にて撤去してもらうよう要望しました。

これは貸主様にとってはあまりメリットがなく、退去後に次の借主様が、使用の際に新たに設置すれば良いだけのことだからです。

事務所においても、荷物や設備を置いて行かせて欲しいと申し出があることが多いですが、原理原則により現在回復して元通りにしてもらうのがトラブルを防ぐことに繋がると考えます。

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